2013年7月26日金曜日

【おばちゃんのリーダーシップがほとばしってる】フィリピンの教育支援


こんにちは。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

私は長引く風邪に苦しめられております。大したことはないですが、治ったのか治ってないのかよくわからない状況って嫌ですね。

ちなみに私の友人はそれを見て「夏風邪引くやつって……ww」と言ってくるようなのが多いです。あいつらの家のクーラー爆発しろ。

皆さまも体調にはお気を付けください。

 

さて、前回と同じく今回も教育の話をします。(といっても別団体の話なので、前回の読まなくても大丈夫です)

またしてもリーダーシップがほとばしってる話です。

 

そんな溢れ出るリーダーシップを持つおばちゃんの写真がこちら。

 



なんとなくこの写真からもパワフルなのを感じていただけるかと。


 

 この人は、KPACというNGOで現地スタッフの長を勤めているHさんです。

 

KPACとは「金光教平和活動センター」のことで、日本に本部をもつNGOです。母体は宗教法人ですが、Hさんはじめ現地スタッフは全員カトリックなくらいなので宗教色はほとんど感じませんでした。

ナボタスやトンドといったスラムで、幼児向けや児童向けの補習授業、デイケアセンターの運営を主に行っています。その他、ミンダナオでマイクロファイナンス事業をしたり、年に2度ほどボランティア学生向けのスタディツアーも企画したりしています(日本人留学生もOK)。

詳しくはこちらをどうぞ↓



 

私がHさんやKPACに関わることになった初めのきっかけは、KPACがナボタスというところで活動していたことでした。

以前もちらっと書きましたが、Zという友人がスラムで社会学の研究をしたがっていて、中でもナボタスに目をつけていました


 


(ナボタスの学校の様子。詳しくは2012年11月11日、21日の記事参照)
 
 
そこでZが本格的な調査を始めるための足がかりとして、現地で活動しているNGOを探したところKPACを見つけたという次第です。
まずはオフィスでHさんに色々と話を聞かせてもらったのですが、「どうせなら実際に活動を見てみないか」と言ってもらえたため、さっそくその翌日に自動向けの補習授業に参加させてもらうことになりました。

 

2011年10月22日の朝、Monumento駅に私が着くと既にZとKPACスタッフのDさんが待っていました。そこからジープで移動です。

朝早かったため(フィリピン大とMonumentoはかなり遠い)私はしょっぱなっからグロッキーで、子供たちのおやつ用のバナナを分けてもらう始末…Dさんすごく優しい。すみませんでした。

ちなみに、子供たちにちゃんと参加させるためにも、おやつなどを振舞うのは大事だそうです。

 

そうして少し経つと、生徒のうちの一人の家に到着しました。補習授業はこの家を使って行われます。文字通り「地域の中に入って」活動しているので、住民との距離が近いのを感じます。

今日参加する子供たちは6人で、うち1人は既に卒業したあとボランティアで教える側になっている子です。

 

私、友人Zと子供たちがお互いに自己紹介したあと早速授業が始まりました。今日の科目は英語です。

全員だと人数が多いので、2グループに分かれます。

 



 

笑顔で子供に問いかけるDさん。

 

子供たちはDさんによく懐いていて、KPACの方々が子供たちやスラムの住民から信頼されているのが伝わってきました。しかしHさん曰く、住民から信頼を得るのはとても大変だそうです。用がなくてもとにかく頻繁にその地域に出かけて行って、色々な話をすることで信頼を作り上げていくのですが、それでも3年はかかると言っていました。

 

 



 

真剣に単語を書く生徒。

見たところ、生徒によって得意不得意にかなり差がありました。もちろん、苦手な子も出来るようになるまでじっくり教えます。

 

 



 

年上の子が小さい子の勉強を見ています。

 

 



 

フィリピンは小学校1年生から英語を学ぶので、高学年にもなると教科書がけっこう難しかったです。文章が長いし、問いで聞かれていることもレベル高い。

 

 



 

授業後に記念撮影。中央の緑の服の子がボランティアです。あとは見たままですが、一番左が私で右が友人Zです。

そういえばこの時は私まだ黒髪でした。

 

参加してみた感想としては、やっぱり何年もやっているプロなだけあってすごいなと感じました。教え方も上手いし、子供たちもちゃんと習ったことを身につけているように思えます。

ですが、こういったNGOの活動は「ただ単に良い授業をすればいい」というのではないそうです。

 

ここからはHさんに聞いたことですが、一番気をつけなければならないのは、親をはじめとした住民がNGOだのみにならないようにすることです。

例えば、家で復習をさせるのは親の役割なのに、全てKPACがやってくれるものだと思って何もしないという親もいます。それだと子供たちがあまり伸びないので、KPACでは親への教育も行っています。

また、なんの負担もなしにタダで授業が受けられるとなると、住民の方は与えられるのを待つだけになってしまいます。NGOが無いとやっていけなくなってしまうので、かえって自立を遠ざけることになります。これは教育以外の、例えば食料の寄付活動などについても言えます。
KPACでは、授業料金(すごく少額)が払えない場合はそのぶん掃除をしてもらうなど、何らかの形で必ず責任を果たしてもらうようにしているそうです。

 

そう考えると、いわゆる「チャリティ」が必ずしも良いものだとは限らないのではないでしょうか。もちろん、災害の直後とかでとにかく物が足りないときに無償で援助するのはとても大事ですが、それをずっと続けるのではなくて、いずれは援助が要らなくなるのを目指すのが大切なのかなと思いました。

 

 

ちなみに、KPACは教育がメインのNGOですが、それ以外にも色々とやっています(KPACに限らず、NGOはそれぞれネットワークで結びついていてお互いに協力しあうことが多いそうです)。

例えば、歯科医療系の団体と提携したプロジェクトも行っています。このとき私は通訳として少しだけ関わらせてもらったので、その話もまた機会があれば書きます。

参考までに、

提携先の団体「DNOW」のHP→http://www.dnow.or.jp/

 

それら以外にも、イリガンでの洪水被災者支援をするときに一緒に連れて行ってもらったりもして、留学中は本当にHさんにお世話になりました。正直頭上がらないです。

とっても元気で面白い人なので、Hさんについてはまたどこかで書きたいです(今回の話には気づいたらあんまり出てこなかったし…)。

 

それにしても、このKPACの活動参加からもう1年半以上経つのか…そもそもそんな前の話をブログに書くのもどうかって話はありますが。

留学終わってから10ヶ月ほど経っているし、そろそろ何か新しい活動をしたいですね。今度はどこか一つの団体で腰据えてやろうかと思いつつまだ模索中です。卒業までに決めねば…!

 

ではでは。

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2013年6月16日日曜日

【同級生のリーダーシップがほとばしってる】フィリピンのストリートチルドレン支援


こんにちは。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今回はちょっと教育の話をします。

というのもですね、今度の9月に3週間ネパールに行くことが決まりまして。そこで小中学校の子供たち相手に授業をします。

なのでそれに関連して、フィリピンの教育事情についてもちょっと思い出してみようかなと思ったわけです。

(ちなみに私現時点でネパールに関する知識ゼロなので、ネパール詳しかったり行ったことあるって人はぜひ何でもいいんで教えてくださいm(_ _)m)

 

ただフィリピンの教育といっても学校のことではなく、今回書くのは「ストリートチルドレンに絵本を読み聞かせる」活動についてです。

 

M.Y.Rightsという団体がやっているもので、私のフィリピン大学のクラスメートEが創始者です。

 




 

M.Y.Rightsのロゴ。

 

学生メインの団体で、メンバーにはフィリピン大だけでなく色々な大学・高校の生徒がいます。

「ストリートチルドレンの自立と彼らのまともな生活」を実現する、というのを目標にしていて、週2回ストリートチルドレンに対して絵本の読み聞かせをしています。

また、読み聞かせをやるときに、参加した子供とその家族の名前を聞き取ったり、軽いケガをしていたら応急処置をしたり、お菓子を配ったりします。日によっては読み聞かせの代わりにとても簡単なマナー(物をもらったら「ありがとう」と言うなど)を教えることもあります。

 

私は何回かM.Y.Rightsの活動を見学させてもらったんですが、今回は2012年1月25日にNitangという場所でやったときのことを書きます。

(活動場所はNitangとSBPlazaの2つがあり、どちらも週1で活動しています)。

 

 

1月25日午後3時半ごろ、私は大学の寮からジープとバスで1時間ほどのところにあるM.Y.Rights本部にいました。

 

本部といっても住宅地の中なんで巨大なビルとかではないですが、コンクリートの建物でなかには居住スペースとパソコン室・本棚の部屋があります。

ここではEと彼の弟Er、それと緊急に保護が必要な子供たち(+彼らの母親)が一緒に住んでいます。こうした保護にいたるケースはあまりなく、レアらしいです。



 

本部のパソコン部屋。

 

スタッフは一度この本部に集合し、そこからNitangへ歩いて移動します。

 



 

応急処置の道具が入ったカート。

 

毎回これを自転車で引いていきます。

 

 



 

Nitangに到着。

 

ちなみに、ここの子供たちは近くの家に家族と一緒に住んでいるので、本当はストリートチルドレンと言えるか微妙ではあります。

ですが、ここに住む子供たちの多くは親があまり面倒を見ていない(ネグレクト気味、ということだと思います)ので、ここでも読み聞かせをすることにしたそうです。

 



 

子供たちを集めます。

 

毎週やっていてもう子供たちはM.Y.Rightsが来ることを知っているので、自然に集まってきます。

 

 



 

応急処置の様子。

 

手馴れています。応急処置をするスタッフは全員一度M.Y.Rightsで研修を受けているそうですが、中でもこのAくんはベテランっぽいです。

 

 

 



 

一番小さい子たちのグループ。

 

人数が一番多いので、年上でベテランのスタッフJが担当しています(といっても彼は私よりだいぶ若い…)。

タガログ語の絵本を使います。

 

 



 

2番目に小さい子たちのグループ。

 

タガログ語で少し字が多い絵本を使います。

 

 



 

一番年上のグループ。ここでは英語の絵本です。

 

こんな感じで、大体30分くらい読み聞かせをしていきます。

 

 



 

最後まで子供たちは真剣。

 

話し手のJは子供たちを惹きつけるのが上手いです。

 

 




終わったあとに、スタッフ全員で集合写真。私も混ぜてもらいました。

 

 

M.Y.Rightsは、この他にも週1回スタッフの研修をしています。また、母体となった組織がCaviteという町にあるので、そこでのイベントに参加したりもしています。

 

創始者のEは私よりも年下の19歳で、2008年に団体を作ったときは15、6歳でした。そんな一人の学生が何年にもわたって続く団体を創設して運営しているというのは本当にすごいと感じます。

前回のブログで慶応の学生さんがコンゴで続けているプロジェクトを紹介しましたが、たとえ学生でも何年もかけて取り組めばできることがあるんじゃないでしょうか。 

ただ同時に、やっぱりそのためには「継続すること」の大切さも感じました。M.Y.Rightsは設立4年目で、母体となった組織が出来たときから数えればもっと長いです。コンゴのプロジェクトは6年目でした。

もちろんまずやってみて試行錯誤して、失敗だと思ったらすぐやめるという判断も大事です。でも、続けないと得られないものもあると思います。スタッフを増やしたり資金を確保したりするだけでなく、何より相手(今回だとストリートチルドレンとその家族)との信頼関係を築き上げるのには時間がかかります。
それを継続して周りを引っ張っていくリーダーには色々な力や条件が必要で、そういうリーダーが良い仲間に恵まれると良い活動ができるのかな、となんとなく思いました。

 

私は色々な分野や団体の活動を見たかったのであえて1つの団体に長期的に所属はしなかったんですが、最近では少しもったいなかったかなという気がしています。

社会人になってからでも、どこかの団体に入って出来る範囲でやっていきたいです。

 

 

なんか今回いやに真面目ですね……反動で次思いっきりアホらしいこと書きたいんですけどいかんせんネタが。。。

まあ次回は次回ということで。

 

ではでは。


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