2013年12月24日火曜日

【クリスマス感】フィリピン人の就活事情【ゼロ】

こんにちは。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

今日はクリスマスイブですね。リア充はみんな爆発してください。
私は元気に引きこもって卒論書いてますようぇーい。
正確には卒論から逃避していまブログ書いてます。

ところで、先月その卒論の調査のためにフィリピンに2週間ほど行ってきました。1年以上ぶりです。
場所はブラカン州のブストス市というところで、マニラから車で1時間半ほどのところにあります。


ブストス市役所前。(妹の助言で、可愛くモザイクを入れることを覚えました。これまで漂っていた犯罪臭の払拭に成功。)

なのでこの時のことを書こうと思ったんですが、2週間ただただ調査をするので精いっぱいだったので書くネタがないです。
というか調査のことをここで書くと論文に書くことなくなって卒業が危ういです。
どうしようかなと考えていたら、調査地でとあるフィリピン人に言われたセリフを思い出しました。


「僕は仕事が見つからなくて困ってるんだけど、日本はフィリピンと違って仕事がたくさんあるからすぐに就職できるんだろ?羨ましいな」


…………正直ちょっとイラァッときました。

まあこれを言った人は少し大変な事情を抱えていたのでそう言いたくなる気持ちもわからなくはないし、別にその人自身に怒ってはないです。
それに完全失業率はフィリピンより日本の方が低い(フィリピン7%、日本4%)ですし、多くのフィリピン人が職を求めて海外に出稼ぎに行くのは有名な話です。

だがしかし。昨年の今頃ちょうど就活をしていた私は言いたい。
「日本で就活するのは決してラクではない!!」と。

とはいえ私はフィリピンの就活事情を全く知らなかったので、もしかしたら彼らが日本よりも厳しい就活地獄を戦っている可能性もあります。

そこで今回、フィリピンの就活について調べて日本の就活と比較してみることにしました。

※以下注意。
ここから先、フィリピンの就活についての情報はすべて聞いた話であって私が実際に体験したことではないです(日本の方は体験込みですが)。
しかもソースはフィリピン人の友人1人なのであまり確実ではないです。フィリピンで就職しようとしている人はもっとちゃんとしたところで調べることをオススメします。

ちなみに、ここで話すのはあくまで大卒の就活についてです。高卒や院卒などについては全然知識がないので…。


(フリー素材より)

まずは、日本とフィリピンに共通しているものから紹介します。

・パーソナリティテスト
・学力テスト
・面接で聞かれること

この3つはフィリピンでもだいたい同じみたいです。学力テストはいつもあるわけではないそうですが。
面接では志望動機、目標、これまでで一番嬉しかった出来事など聞かれるそうです。日本と似ています。

ですが、共通しているのはこれだけで、あとは全然違います。
以下、違うところについて。

○リクルートスーツ
着ない。
みんなフォーマルな私服で、女子はペンシルスカートまたはスラックスにシャツとカーディガンなど。スーツのジャケットを合わせる人もいるらしいです。
ただ、これにはフィリピンは暑いのでそもそもスーツなんか着ていられないという事情もあります。
服選びが大変そうですが、オシャレ好きな人にとってはこっちの方が楽しそうですね。

○エントリーシート
ない。量が軽いとかでなくまず存在しない。
これは日本よりもかなりラクなんじゃないでしょうか。負担が軽いという意味で。
2~3月のエントリーシート地獄はフィリピンには存在しないようです。

○就活時期
普通は大学を卒業してから。一年中受けられるので、特に何月でないとダメということはない。在学中にインターンをする人はあまり多くない。
学業に専念したい人にはありがたいですね。

○受ける社数
一人510社。
少なっ!?
一人で3050社受ける人も多い日本とはかなり違います。
(ただ、これは聞いた相手がフィリピンのなかでもかなり良い大学を出ているのであまり一般的でない可能性もアリ)。

○トータルの期間
説明会、テスト、面接すべて含めて1日で終わるところが多い。長くて23日。
これが一番衝撃でしたね。じゃあもう一瞬じゃねーか!!
日本だと、人によりますが「大学3年の夏にインターン→10月ごろ~セミナーなど→12月~説明会解禁→2月~エントリーシート→4月~面接」
で、たとえ12月に始めたとしても最短で45か月はかかるわけです(外資や一部企業除く)。公務員と併願するとさらに3か月くらいかかったり。
それが1日て。一人多くて10社くらいしか受けないってことは最長で10日じゃないですか。なにそれコワイ。

まぁあと、これは聞いてないですけど、絶対フィリピン人は年間150人も就活自殺してないと思います。


総合すると、フィリピンの就活って日本よりすごいラクじゃん!!ってことです。

もちろん、これは就職するためにやることが少ないというだけで、楽に仕事が見つかるかというと別の話です。

それにラクな就活が必ずしも良いかというとそうでもなくて、事前に説明会がないと仕事内容が自分に合っているかわかりづらいし、試験が短いとその分自分をアピールする機会が少ないので企業側がどういう人間か知ったうえで採用するのも難しそうです。就活生と企業のマッチングというやつですね。

ただそれでも「フィリピンは日本よりも仕事がないからかわいそう」ってのは違うだろと
もともと、途上国での生活は先進国より大変だとか辛いとか、そういった言い方にはうーん?と思ってきたほうなんですが就活については特にそう感じます。


さて、ここまでずっと就活の話で気が滅入った方も多いと思うので、ブストスで撮った風景写真でものせておきます。


ブストス市内のダム。ちなみに日本の援助で作られたらしいです。


実は今日これを書いたのは、クリスマスで浮かれるリア充に対して就活の話をすることでささやかな嫌がらせをしようというのも少しありました。
でもよく考えたら少なくとも今日わざわざネット開いてこれを読んでる人のほとんどは多分非リアなのであんまり意味はなさそうですね。
今これを読んでいる非リアの人は、少なくともここに同志が一人いるので元気出してください。

次は、年が明ける前になんとかネパールのこと書きたいんですけど肝心の写真が見当たらなくて、ちょっとどうなるかわからないです。
もしかしたらしれっと別の話題かもしれないですね。


ではでは。


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